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自己責任の考えが経営者にとって大切なのはなぜ?

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今回はライティングでもマーケティングでもない考え方のお話しです。なんとなく自己責任で物事を考えるべきだ!なんて思ってはいるけれど本当ににそれって大事なのでしょうか?

自責が良くて、他責が悪いの?

人事考課の項目にもありそうな「自責で物事を考えることができる」という能力。「私は自責で物事を考えています!」なんて言ってもやっぱり嘘っぽく聞こえます。これは他者から言われて初めて価値のあるものなのでしょう。

とはいえ多少なりとも自責で考えているつもりがあるからこの文章を書いていたりします。

さて自責で考える人が良くて他責な人はダメという風潮がありますね。ですが自責と言っても「自分のせいだ」と言って失敗するたびにクヨクヨすることが自責の考えの良さではありませんよね。

田村幸太郎さんのベストセラー「頭に来てもアホとは戦うな!」にも”他人とのいざこざで人生を浪費していた”とあります。時には他責にして無駄なエネルギーを使わず、クヨクヨせずに前向きに進んだほうが良いときもあるでしょう。

ですが私は経営者に関しては他責ではマズい部分が出てくるように考えています。今回は自責の考えが経営者にとって大切であることがなぜなのか考えてみようと思います。

 

そもそも自責、他責って性格じゃないの?

自責の性格、他責の性格は一生変えられないのでしょうか?私は脳科学の専門でもないので答えは正直わかりません。ですが意識して他責にするのをやめたい!改善したい!と思っているのなら練習によって自責寄りにすることはできるように感じます。

事実「業界が…」「競合が…」と言っていた人が自分で変えることのできる自社の改善についてフォーカスするようになりました。

性格だと思ってあきらめる人と自分にとってビジネスにとって必要だから変えていくべきだと考える人とでは小さな積み重ねでもきっと将来に大きな差が生まれるのではないでしょうか?

七つの習慣で有名なショーン・コヴィー氏も不幸せになる悪習慣の一つとして「人のせいにすること」を挙げています。

ではどうすれば人のせいにする代わりに自責で考えるようになるのかを考えてみます。

 

腹が立ったら自己責任で考えるチャンス

「クレームが来たとき」「反論しかしない同僚に会ったとき」「運転中、急な割り込みや飛び出しがあったとき」にお客様や相手のせいにしていませんか?

ビジネスに限定すると経営者が他責だと前に進みません。「クレームが来たのはお客様の使い方が悪いせいだ!説明書にきっちり書いてあるじゃないか!」なんて思うこともあるでしょう。

腹を立ててそれだけで終わってしまうとストレスにになるだけで何もいいことはありません。それよりも自責で「なぜクレームになったのだろう?」「なぜ取扱説明書を読まなかったのだろう?」「そもそも取説を読まないとクレームになるような構造に問題があるのではないか?」と考えたほうがより多くの改善ポイントが見えてくるでしょう。

腹が立つことはビジネスにおいてたくさんありますよね?ですがそれを怒りに任せて他責にしたり、無視したり、ほっておくと折角の改善のチャンスを逃すことにも繋がります。

もしプライベートで店員さんが失礼な態度をしたときも腹を立てるより「なぜ失礼な態度をしてきたのか?」と考えてみてはどうでしょうか?その原因はもちろんその店員さんの性格かもしれません。ですが上司の接客教育が悪かった?そもそも会社が接客について重要と考えていなかった?顧客に対して従業員の人数が足りてないから?と怒りの対象を分析してみます。

そして原因が推測できると怒りも少し収まります。また怒りの原因を客観的に見ることができるようになります。すると、いざ我が身に降りかかってきたときにどうなるでしょう?あなたは以前よりきっと冷静に怒りの対象を見て自責で物事が見えやすくなっているはずです。

このように練習を重ねると怒りも静まり、性格改善にも繋がり、ビジネスにも役に立つという一石三鳥になります。ビジネスにおいては他責になるのは危険です。

なんでも競合や季節指数、業界動向のせいにせずに自責で考えて改善を重ねていきたいものですね。そのためにも普段から「腹が立ったらチャンス」練習法(笑)で練習してみて下さいね。

 

まとめ

・自責で考えるからと言ってクヨクヨすることが良いわけじゃない

・経営者にとってビジネスに対しては自責で考えるべき

・自責、他責は性格もあるが練習で自責に寄せることができる

・腹が立った瞬間に自責で考えてみよう

・自責の癖付けが経営者にとって思考放棄することなく改善につながる

 

(大阪府岸和田市自宅事務所より更新)

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