「マズい!もう一杯!」から学ぶ! キャッチコピーのポイント&裏話
ザ・レスポンスマガジン7月号が届きました。こちらに「まずい!もう一杯!」のキャッチコピーについての記事がありました。
若い人以外はみんな知ってる青汁のCMで使われた有名なキャッチコピーですね。このキャッチコピーがなぜ凄いのかは知っていましたがその裏話などが書かれており楽しく読めました。
このキャッチコピーすごさがわかると他のキャッチコピーやHP、LPでの集客力の向上に繋げられるはずのでぜひ読んでみて下さいね。
そんな素晴らしい青汁のキャッチコピーが出来た裏話
こんなに素晴らしいキャッチコピーならさぞや有名なコピーライターさんや年季の入った監督さんが考えたのだろうと思いますよね?
ですがきっかけは俳優の八名信夫さんがあまりのマズさに顔に出てしまって本来いうべきセリフが言えなかったことだそうです。
そこから青汁会社の社長に「マズいからマズいって言っちゃだめですか?」と提案し、まさかのOKがもらえた結果、生まれたのが「まずい!もう一杯!」というキャッチコピーです。
なぜこのキャッチコピーはここまで頭に残ってしまうのでしょうか?
そこにはキャッチコピーや見出しに使われる重要なテクニックが使われていたからです。
使われていたテクニックとは?
それが「周りと逆の事を言う」と言うことです。
普通なら「美味しい」「飲みやすい」「体に良さそう」といったフレーズが出てきます。ですがこれらには意外性はほとんどなく、結果としてインパクトは全く与えません。
しかし、わざわざCMしてまで「マズい!」ってどーゆうことやねん!!って思わせておいて更におかわりを求める…。まずいのにさらに欲しがるってどういうことやねーん!と更なるツッコミを生みます。(関西だけ?)
この2回のツッコミ要素がインパクトとなり、強烈に頭の中に残ります。もちろんただインパクトを与えるだけのCMならほかにもいくつかあります。ですがこのCMに盛り込まれたもう一つの素晴らしい要素があります。
使われていたテクニック その2
それが「弱みを正直に言うこと」です。
これが顧客の心をぐっと掴みます。何でもかんでもいいことばかりを並べているとうさん臭く感じたりしませんか?
そういう心理の顧客に対して弱みを正直に話すこと。そうすることによって顧客は読み手の事を見直し、信頼しやすくなるんです。
信頼されるという事はそれだけ言ってることを信じてもらい易くなるわけです。ネットリテラシーが向上してきている今は「良いですよ!」といくら売り手が言ってもなかなか信じてもらえません。
少しでも信じてもらえる割合が高くなれば集客や売り上げの増加に繋がるわけですから使わない手はありませんよね。青汁の話に戻しますが、このCMでもし「美味しい」と宣伝して実際に買ってみてそれがマズかったらどうでしょうか?
それこそ「騙された!」「二度と買うもんか!」「友達にも酷かったって言おう!」なんてことになってしまうでしょう。
もちろん「弱み」だけ、「インパクト」だけでは誰も買ってくれません。きちんと弱みを上回る強み要素を入れる必要があります。
弱みを上回るベネフィットはあるか?
弱みを上回るベネフィット。それが「もう一杯!」の部分ですね。
「マズいのにもう一杯飲むだけの理由があるんだ!」と思わせることに成功しています。私も以前作った健康食品のキャッチコピーでこのテクニックを使って売上UPのお手伝いをさせて頂きました。
ぜひあなたの商品やサービスのご紹介で周りが思っていることと逆の事を言えないか?強みでカバーできる弱みはないか?を考えてキャッチコピーやLP、チラシに反映させてみてはいかがでしょうか?
まとめ
・周りと逆の事をキャッチコピーに取り入れてみよう
・弱みを正直に言って信頼してもらおう
・弱みを上回るベネフィットもきっちり伝えよう
(大阪府岸和田市自宅事務所より更新)